ボルボv50 お別れの時
8年間ほど乗ったボルボv50。
ついにお別れをすることにした。
3つほど重大な故障が重なって、修理見積もり55万円。
症状はエンジンオイル漏れ、ステアリングギアボックスからのフルード漏れ、ドライブシャフト交換。
金銭的には、なんとか修理して乗ることもできる。
でも、昨年人生のライフステージが大きく変わったりして、
ここらでこのボルボv50との区切りをつけるべきなんじゃないかと思っていたところだった。
そういった事情もあって、こいつとの旅はここらでおしまいにすることにしたんだ。
ボルボv50は、俺を大人にしてくれた車だった。
初めてのマイカー、世界が広がって、全てがフレッシュだった。1000キロ越えの旅を何度もした。色んな峠道を走った。カーフェリーにも乗った。
毎週のようにサーフィン、京葉道路や東金道を何往復もした。波を求めて湘南、鹿島、南房総まで。
時には黙々と思考しながら、時にはご機嫌に歌いながら。
飛んでいくように時は流れて、102000キロ。中古で買ってから、地球2周分走った。
独特の重いハンドリング、包み込まれるような乗り心地。
ディナオーディオのサラウンド。
どこまで走っても疲れ知らずな本革シート。
シルバーのカラーも渋くて大好きだった。
ハイオクをガブガブ飲み込んでいく大食いなボルボv50。可愛いやつだ。
ミーハーにIKEAに行ったり、銀座の街中を流したりもした。
雄大な自然の中でも、首都高のパーキングでも、
どんなシチュエーションでも、どこから見てもカッコよかった。
生きてゆくという事は荒波の連続。
そんな時もこのボルボv50という船はどっしりと俺を乗せて導いてくれた。
困難や迷いや自省の日々を共に過ごしてくれた、まさに相棒だ。
一緒に駆け抜けた8年間はとても大事な時間だったよ。
いつまでもネットの海に記録として漂っていて欲しいと思ってこの記事を書いた。
お前のオイル漏れが涙のように感じるよ。
ずっと乗っていたかったな。
でももうお別れなんだ。
本当にありがとう。大好きなボルボv50。